今月の
お届けワイン
Libertasがセレクトしたワインをご購入いただき、
誠にありがとうございます✨
今月お届けしたワインを
ビギナー向け・本格派向けにわけて説明をしております。
【5月お届けワイン 本格派向け用語解説】

【商品名】デ・リア
【生産者名】マルコ・メルリ
商品情報
・タイプ 赤ワイン
・生産地 イタリア ウンブリア州
・原産地呼称 Umbria I.G.T
・使用している葡萄品種 マルヴァジア・ネラ主体、チリエジョーロ
・アルコール度数 14%
・ヴィンテージ 2021
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ソムリエとして、有名白葡萄品種の、ネラ(黒)バージョンに興味が惹かれてしまいます。そんなネラシリーズの1種、マルヴァジア・ネラです🍇
商品の詳細
マルヴァジア・ネラ!ワイン愛好家なら、「あのマルヴァジアのネラ(黒)!?」と気になってしまう品種ではないでしょうか。
こちらのマルヴァジア・ネラ、実は白ブドウの「マルヴァジア・ビアンカ」と、プーリアの土着黒ブドウ「ネグロアマーロ」の自然交配であると科学的に特定されています。
香りの成分(テルペン類)を多く含む白ブドウの遺伝子をガッツリ引き継いでいるため、赤ワインにも関わらずグラスに注いだ瞬間、一瞬「おやや?」と思うような、ゲヴュルツトラミネールやマスカットに通じるアロマティックな白の花のようなニュアンスが感じられます。
そんな、こちらの品種の面白さは、「主役になれないポジション」に置かれ続けてきた歴史にあります。
この品種は果皮が薄くて病気に弱く、おまけに酸化しやすいという、育てる側からすると非常に手のかかる気難しいブドウです。そのため、古くからトスカーナのキアンティやプーリアのサレント地方などで、他の力強い品種に華やかな香りと、柔らかな酸味・色味を補うためのブレンド用として、数パーセントだけ混ぜられるのが定番の役割でした。
そんな名脇役であるマルヴァジア・ネラを、わざわざウンブリアという本来の主要産地ではない土地でメインに据え、しかも野生酵母・無介入というごまかしの利かないナチュラルな製法で仕込んでいること自体が、ワインの変態(褒め言葉です)たちの心をザワつかせるポイントです。
醸造では、近代的なステンレス発酵とは対極にある、通気性を持つセメントタンクや大樽をあえて選択し、自然な外気温の変化のなかで自生の野生酵母のみで発酵。
さらに、清澄をいっさい行わず、ノンフィルターのまま瓶詰め。亜硫酸塩の添加も極限まで抑えることで、品種が本来持つ微細なアロマやオリの旨味を一切削ぎ落とさずに閉じ込めています。
日陰のブレンド用品種を主役に引っ張り出し、そのポテンシャルをナチュラルに表現するとどうなるのか。そんな造り手の実験精神をダイレクトに体験できるのが、こちらのワインの面白さです🍷
生産者・地域について
マルコ・メルリは、イタリアの中部ウンブリア州ペルージャ近郊にある「カーザ・デル・ディアヴォロ」という小さな町に構える、気鋭の自然派ワインの生産者。
もともと、実家は服飾デザイン業を営んでいましたが、現当主であるマルコ氏は父親とともにワイン造りの道へ進むことを決意し、2002年にブドウの木を植え、2005年から本格的に醸造をスタートさせました。
彼の所有するブドウ畑は、丘陵地帯に位置し、石灰岩を含む粘土質や砂質の優れた土壌に恵まれています。
栽培においては環境への負荷を最小限に抑える有機農法を徹底しており、施肥には動物の糞尿や緑肥のみを用い、病害への対策も銅と硫黄の散布だけに留めています。
また、伝統的なウンブリアの土着品種から外来品種まで幅広く手掛け、すべて丁寧に手 摘みで収穫を行っている生産者です。
【5月お届けワイン 2本目】

【商品名】レ・ルッセギーネ
【生産者名】ブルーナ
商品情報
・タイプ 白ワイン
・生産地 イタリア リグーリア州
・原産地呼称 Riviera Ligure di Ponente DOC
・使用している葡萄品種 ピガート
・アルコール度数 13.5%
・ヴィンテージ 2023
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日本で見かけたらラッキー!幻のブドウ「ピガート」100%の記念碑的白ワイン
商品の詳細
イタリア・リグーリアの地元が誇る品種、ピガート。日本で見かける機会が極端に少ないのは、この品種が持つ気難しさに理由があります。
実は遺伝子解析によって、ピガートはサルデーニャのヴェルメンティーノやピエモンテのファヴォリータと同一品種(あるいは極めて近いクローン)であることが証明済み。
しかし、このピガートはリグーリアのあの切り立った断崖絶壁や、地中海からの強い潮風を受ける急斜面でしか、ピガート特有の個性を発揮してくれません。
しかも、現地で「Maje(マジェ)「と呼ばれる石垣に支えられた峻険な段々畑での作業は、機械化など到底不可能な完全なる手仕事の世界。必然的に生産量は極少となります。大半が地元で消費されてしまう究極のローカルワイナリーなため、インポーターが日本に引っ張ってこれる数もごくわずか。見つけたら即買い必須の隠れた銘品種なのです!
最大の特徴は、グラスを傾けた瞬間にアタックからフィニッシュまで一貫して主張する、鮮烈なミネラル感と潮風由来の塩味。ちなみに「ピガート」という名は、ブドウが完熟した際、その皮に現れる茶色い斑点(リグーリアの言葉で「ピガ(Pighe)」)に由来しています🍇
海岸線に迫る斜面で太陽の光を限界まで浴びることで、完熟した黄色い果実の目の詰まったボディが生まれ、そこに海そのものを味わっているかのような美しい塩っぽさと、余韻のほろ苦さがきれいに輪郭を描きます。
また、通常のピガートが青い粘土質土壌から造られるのに対し、この「レ・ルッセギーネ」の区画は、鉄分をはじめとするミネラルが極めて豊富な『赤粘土土壌(粘土質・石灰質)』。
そこに地中深く根を張る古樹のみを厳選してセレクトしているため、一般的なピガートの爽快なイメージを覆す、圧倒的なストラクチャーの厚みと洗練された奥行きが生まれるのです。
さらに、この2023年ヴィンテージはファースト・ヴィンテージから数えて記念すべき50周年というメモリアル・イヤー。コレクションとしても外せない一本ですね!!
ペアリングでは、新鮮な魚介にレモンと上質なリグーリア産オリーブオイルを回しかけたカルパッチョやマリネなら、ワインの持つ塩味・風味と同調して最高な前菜となるでしょう🥂
そして、リグーリアといえば外せないのがジェノベーゼ・ペスタ!バジルの爽やかなハーブ香、松の実のコクが、ピガートのキレのある酸や独特のほろ苦さと素晴らしいマリアージュを見せてくれます。
しっかり冷やした状態からスタートし、グラスの中で温度が上がるにつれて果実味がふくよかに、香りが開いていくグラデーションを、ぜひじっくりと時間をかけて堪能してください!
生産者と地域について
ブルーナは、イタリア北部の地中海に面したリグーリア州の山間にある、小さな家族経営のワイナリー。
人口わずか300人ほどの小さな集落にひっそりと佇む醸造所では、醸造家がすべての工程にきめ細かく目を配り、驚くほど透き通った、高品質で味わい深いワインを世に送り出しています。
彼らは。あえて形式的な有機認定機関の認証にはこだわらず、「オーガニックの認証はただの認定であり、ワインの品質そのものとは関係がない。それよりも、いかに自然な環境でブドウを栽培するかを追求したい」という確固たる哲学を持って、熱心に研究を続けています。
そんな彼らの畑は、地中海の強い日差しを浴びる過酷な急峻の南斜面にあります。
崩れやすい土壌を支えているのは、地元の言葉で「Maje(マジェ)」と呼ばれる伝統的な石垣の段々畑。この石垣に囲まれたミネラル豊富な粘土質土壌でブドウを丁寧に手塩にかけて育てることで、ブルーナのワインにしか表現できない、大地の骨格と海のニュアンスが調和した卓越した味わいが生み出されているのです。
